本日の作業は下記の2パートに分かれる。
(1) 朝6:00にウェイティングリストに名前を書きに行く
(2) 朝9:00に実際の申請を行いに行く
基本部分に関しては省いている部分もあるが、行かれる方は下記を現時点での最新情報として参考にしてほしい。なるべく実際の雰囲気を事前に知ることで心の余裕ができるかもしれない。また、一切の電子機器類を持ち込んでいないため、文章のみでの表現となる。
持ち物の確認
必須
(1) パスポート
(2) パスポートのカラーコピー
(3) トルクメニスタン前後の国のビザのカラーコピー
(4) 証明写真2枚(4cm x 3cmにカットしたもの)
(5) お金(申請費用USD55)
あった方がよいもの
(6) 現在の宿泊先の住所と電話番号のメモ
(7) カレンダー(手書きでもよい)
(8) 自分のメールアドレス(覚えてない方)
(9) 実家、職場の住所(英語)
(10) 通過する場所のリスト(英語)
(11) トルクメニスタンで宿泊する場所の住所(英語)
(12) 消せるボールペン
(13) ハサミ
朝6時に大使館へ
まだ仄暗い早朝5:00に起床し、申請のための順番待ちリストに名を連ねるべくトルクメニスタン大使館へ。
タクシーで向かおう
バスやメトロで向かうよりも市内を多く走る白(アイボリー)のタクシーの方がメーター(アプリ)を使用していることもありスムーズである。大使館の住所を事前に紙に書いておいたこともあり、10,00UZS(=130円)で収まった。
バス停の表記によると、タシケント市内のバスは5:30から運行しているものもある。参考までに13T路線のバスは大体10~15分に1本程度のようである。
大使館の場所
住所は”19 Afrosiyob ko’chasi”である。
“Kosmonavtlar station”と”Oybek station”の2つのメトロ駅の中間であることがタクシードライバーに伝われば分かりやすいと考え、事前に簡単な地図を書いた紙を用意しておいたためスムーズであった。韓国大使館の隣である。
この時点では電子機器の持ち込みは可能
大使館内への電子機器類の持ち込みは禁止されているが、ウェイティングリスト自体はは大使館外(裏手の門の前)であり、この時点ではパスポートを確認されるのみであり荷物検査はされない。その後一度宿に戻る余裕があるである場合は持っていくべきである。翻訳・地図などがあった方が安心である。
ウェイティングリストに名前を書く
道路からの入り方には若干戸惑ったが、大使館の正門は道路側から見て裏手にあり、左側から回り込む。2018/04/12 (木) 朝06:05の時点では既に6番目であり、若干事前の想定と異なる部分ではあったが、最近では順番待ちの競争すら激化しているのかもしれない。
朝の作業はこれのみで、一度宿に戻り朝食を取り、次は9:00に改めて来る。
朝9時に再び大使館へ
周辺の様子
9:05に到着すると、小鳥の囀る春の木漏れ日の中でおよそ15名ほどの方が待っていた。設置されたテントの下でテーブルが2つ、周りを長椅子が囲んでいる。
門の付近にある管理室前にはお馴染みの緑色のジャケットに身を包んだ守衛が立っている。
ウェイティングリストの様子
この時点でリストを見ると28番目が最後の人である。この時間に来て名前を書く人もいた。もし早起きが辛い人は、この時間に来ても普通に入れるのではないかと考えた。ちなみに現場には日本人や韓国人、その他東アジア系、欧米系の方もみられず、中央アジア系の方のみが見られた。もはやトルクメニスタンは諦めるのが最近の風潮なのかもしれないと感じた。
9:20に開場
5分遅れて到着してしまったため現場の状況が分からず、既に呼ばれてしまっていてないかと心配になったが、まだ何も始まっていないとのことで安心した。
9:20頃に職員が出てきて、門から少し離れ雑多に集まっていた一同がみな門の前に移動する。
電子機器類は没収される
この国では地下鉄などに入る際も荷物の中を空けてその都度確認されるが、この場合はそうではなく空港などでよく見られる探知センサーの棒でバッグを確かめられた。「カメラ(スマートフォン)」がある場合は没収される。
携帯の類は大使館の門に入ったすぐの場所に置くことにはなるが、取られたりしそうな心配は特に感じなかった。門の付近には常に2名の職員がおり、門に入る際も出る際も2名で変わりなかった。
大使館の中へ
門をくぐり外の階段を登り、2階が入り口となる。
大使館の中の様子
まず目についたのは、硝子張りのカウンターの向こう、職務室の壁に掲げられた現職のグルバングル・ベルディムハメドフ大統領の肖像写真である。真っ赤な背景に七三分けの紙型で微笑んでいる。
中は8畳ほどの小さなスペースであり、テーブルが置いてあり、それに向かい合う複数の椅子が並んでいる。テーブルの上にはスティック糊のみが置いてあり、ハサミはなかった。写真は事前に切っておく必要がある。
職員の様子
硝子張りのカウンターには刑務所の面会室のような会話用の穴が空いており、そこを通して職員と会話することとなる。
職員は二名おり、一名は50-60歳ほど、もう一名は30歳ほどであり、どちらも大統領と同様にピッチリとした七三分けである。部屋の中にはサポートのスタッフなどはおらず、若い職員がガラス戸越しに対応してくれる。
改めて名前のリストを書く
先程の細長いウェイティングリストの紙ではなく、見開きのノートが置いてあり、そこに再度名前を書くこととなる。
1ページに4列のカラムがあり、1行目にはフルネームを記入する。
2行目には時々”VISA”と書いている場合があるが、トランジットビザの場合は空欄にしておく。3行目も空白、4行目にサインを書く。
受け取り組が先に処理される
当然かもしれないが、「受け取りに来た人」と「新規申請に来た人」がおり、受け取りに来た人が優先的に窓口で処理を行っていた。
ルートは聞かれなかった
・トルクメニスタンに入るボーター
・トルクメニスタンを出るボーター
・トルクメニスタンを出た後の都市
のみを確認された。
国境受け取り自体は聞かれなかった
『大使館受け取り』と『国境受け取り』のどちらを選択するかを職員から聞かれる想定でいたが、どうやら大使館受け取りが前提となっているような雰囲気を感じた。そもそも国境受け取りを希望するかどうかなども聞かれなかった。
スケジュールの確認
事前の調査から「運が良ければ最短で5日」のような想定であったが、実際に職員と話しながら感じたのは「ピッタリ5営業日」のようなものであった。事前に手書きで簡易なカレンダーを書いておいたが、それを元に
2018/04/12 (木):申請
2018/04/19 (木):受領(大使館)
2018/04/20 (金):トルクメニスタン入国
2018/04/24 (火):トルクメニスタン出国
上記のようになスケジュールを検討中と伝えた所
「今日が12日(木)だから受け取りは19日(木)だ」
と返ってきたため、意外とスムーズに行けそうな期待をしてしまった。
ちなみに定休は金土日である。
雰囲気は和気あいあい
どこから来たのか聞いてみたところ、トルコ人、トルクメニスタン人、ウズベキスタン人など様々であった。椅子に座って記入している最中、対面の椅子に座って待っているおじさんが写真を糊で貼って手伝ってくれた。
トランジットビザの申請は私一人
この用紙を書いているのも自分しかいなかった。
書き損じは程度によってはOK
パスポート情報の欄に大きくパスポート番号を記入してしまったが、中をよく見ると5行分になっており、しまったと思った。しかし、書き損じではなく文字を大きめに書いてしまったのみであり余白に他の情報を書くことでチェックは通った。消せるボールペンを持参しておくなどしておくと便利であろう。
記入事項など
Surname, Middle name, Given namePassport No.
Place of Issue
Date of IssueDate of ExpiryPlace of stayWorkStudyFather’s (full) namePermanent addressCurrent address (hotel)Signature
“17-18”
“99871256-94-02”
と書いてある。
「04月17日(火)~18日(水)に電話をかけてくれ」
と伝えられた。そこで電話で口頭で結果を伝えてくれるという。
今日の時点で55USDの支払いはなかった。
問題なく申請は完了したため、これで無理であれば素直に諦めが付くと感じた。
所感
中央アジア系以外の方を誰も見かけないことが気になった。
昨今は申請自体諦める方が多いらしく、やはり超難関だと感じる。
実際トルクメニスタンは海外の観光客を国内に入れたくないため、あくまでアゼルバイジャンへ行くために「通らせて下さい」との体で行くことが大切であり、実際にもそれを感じた。
「ダルヴァザ」などの言葉は出してはいけない。
ボーダー選択は大切
陸路でウズベキスタンから入国する場合、ブハラ方面から入るよりも「ヌクス」などの方が信憑性が高いのであろう。「ブハラからMary、Ashgabat, トルクメンバシ」などのように口頭で説明してしまったが、具体性を持たせるつもりで伝えたが、逆に「観光できたな」と思わせてしまったのではないかと思う。悪手であった。
電話対応となってしまった件
事前の情報によると、電話対応はあまりいい結末ではないように思う。
どうなるかは分からないが、運命にまかせようと思う。
電話での確認
2018/04/17(火)
11:29 – 15コール、応答なし。
11:35 – 3コール、応答あり
女性が対応し、ゆっくりで流暢な英語で対応してくれた。申請した日付、国籍を伝えると、私の名前をリストから読み上げ確認してくれた。「木曜日にビザを取るのは難しいのではないか」ということを伝えられた。「(木)にビザを取得し、(金)にブハラから入るのは難しいのではないか」とのことである。
確かに強行的なプランかもしれないが、そのように記入してしまったため仕方ない。
改めて確認してみるため、明日もう一度電話をくれとのことである。明日もう一度改めて電話を入れることにする。既にこの鉄道のチケットを買ってしまえばよいわけである。予約くらいはしておいていいのかもしれない。